packerのvsphere-iso builder
VMwareのvSphere環境で, isoから仮想マシンのイメージを作成するための自動化ツールとして、Packerが挙げられます。
そのPackerでも内部的にはbuilderという形でいくつかの選択肢があり、VMware製品環境ではvmware-isoというのをよく使っていたのですが、vsphere-isoというのがあることに最近気づきました。
詳細はここ
ちなみに開発元はJetBrainsらしいです。JetBrains最高だな...
vsphere-iso buildrの注意点
- 2020/04/27時点でissueを上げるべきなのは https://github.com/hashicorp/packer
- ただし、開発元のJetBrainsのほうにも100程度のissueが残されているので、わからないことがあったらそっちも覗くと良い
vsphere-iso builder の良い点
- vmware-isoでは必須だったGuestIPHackの有効化が不要になっている
- GuestIPHack はVMのビルドに使うESXiごとに設定する必要のある項目
- 共用の検証環境でこっそりGuestIPHackを有効にするなどは微妙だと思っていたので良い改善点
- vCenter配下のクラスタ指定でVMをビルドできるようになった
- VM起動後の操作にVNCを使わなくなった?
- サンプルが豊富
- https://github.com/jetbrains-infra/packer-builder-vsphere/tree/master/examples
- 大概のビルドの設定はここのサンプルにあるので悩んだら眺めると良い
ぱっとVMをビルドしてみた限りでは、vsphere-iso builderはvmware-iso builderの不便な点を解消したものになっているので、新規でvSphere環境でisoからVMの作成を自動化したい場合は、vsphere-iso builderを使うと良いと思います。