EdgeRouter X がファクトリーリセットも効かなくなったのを直した話し
タイトルどおり。
現状は解決に至っていないので、問題の解決方法を知りたいだけならココを見るのは無駄である。
解決した。
上記を書いてはや数ヶ月。EdgeRouterは息をしなくなった。当然自宅リージョンは全断の状態で非常に困っている。
いまネットを問題なく使えているのはwifiのアクセスポイントとして使っていたやつを急遽ルーターとして再活躍してもらっているからだ。
死んだルーターは以下のやつ。
Ubiquiti Networks Edgerouter ER-X(日本国内)
- 出版社/メーカー: Ubiquiti
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
先に諸々で現状困っていることを書き残す
- ルーターがDiskfullで死んでいる
- コンソール接続ができている
- 一応ファクトリーリセットが効いている様
- 既存のユーザーのパスワード等は効かない
- ただし、リセットの一部の工程は上手くいっていない模様
- 初期ユーザーのパスワードセットとか
user: ubnt
,password: ubnt
とかが設定されてない
- 初期ユーザーのパスワードセットとか
- 一応ファクトリーリセットが効いている様
- シングルモードユーザーでのログインを試みているが上手くいっていない
作業ログてきなモノ
現状の整理
- 最近なんか調子が悪かった
- web UIがすぐ落ちたり
- EdgeRouterにssh出来ない
- 筐体のLEDは光っている
- ファクトリーリセットを何度か実行しても状況が変わらない
思い返す
大丈夫だと思ってさらっと見逃したが、ディスクフルだったのでは?という気がしてきた。
対応策
- 2年間の保証があるとのことで対応してもらいたい
- 代理店?が休業中っぽい 😇
- USBでコンソールに繋いでなんとかする
- 仕方がないので今回はこっち
ER-XにUSBでコンソールにつなぐ
元ネタは以下。
なるほど。USB-TTLで変換するのがあれば、ルーターにはシリアルポートが無いバージョンのやつだけどコンソール接続できそう。
amazonで似たようなやつを調達した。
Rasbee USB-TTLシリアルコンソールのUSB変換COMケーブルモジュールのケーブル Raspberry Pi用 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: Rasbee Parts tower
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
現状の作業環境はOSX high sierraなので、ドライバの配布ページ からドライバをダウンロード, インストールして使えるようにして、結線は以下のようにした。
左から、接続なし, 緑, 白, 黒
このMacについて
-> システムレポート
-> USB
でUSB-TTL が接続できているか?が確認でき、
ターミナル上で、 /dev/tty.usbserial
の有無でドライバが正しくインストールできているか?が確認できる。
でもって、minicomというやつを使えば、コンソール接続できるらしいのでおもむろに brew install minocom
した。
接続は以下のコマンド
minicom -b 57600 -o -D /dev/tty.usbserial
色々出ているが、 no space left
というワードが決定的
でもって、bootの途中に、boot方法どうする?と聞かれるので 4
を押す。
そのあとに以下を叩いて現状確認
printenv ~~~ bootargs=console=ttyS1,57600n8 ubi.mtd=7 root=ubi0_0 rootfstype=ubifs rootsqimg=squashfs.img rootsqwdir=w rw ~~~
あとはbootargsにsingleを加えてシングルユーザーモードで起動するようにする
setenv bootargs=console=ttyS1,57600n8 ubi.mtd=7 root=ubi0_0 rootfstype=ubifs rootsqimg=squashfs.img rootsqwdir=w rw single saveenv boot bfd40000
bootコマンドの引数の理由は、特に何も指定しなかった時のbootのログから Booting image at bfd4000...
とあったのでそれに従った。
Please choose the operation: 1: Load system code to SDRAM via TFTP. 2: Load system code then write to Flash via TFTP. 3: Boot system code via Flash (default). 4: Entr boot command line interface. 7: Load Boot Loader code then write to Flash via Serial. 9: Load Boot Loader code then write to Flash via TFTP. default: 3 0 3: System Boot system code via Flash. ## Booting image at bfd40000 ... Image Name: Linux Kernel Image Image Type: MIPS Linux Kernel Image (lzma compressed) Data Size: 1708328 Bytes = 1.6 MB Load Address: 80001000 Entry Point: 803799d0 ........................... Verifying Checksum ... OK Uncompressing Kernel Image ... OK
残作業として、 /root.dev
が100%になっていることを確認したらフォーラムに以下の事が記載されていたので、それにしたがって古いファームウェアを消した。
その後rebootしたらいつも通りのEdgeRouterが戻ってきたので、あとは頑張って設定を復旧するのみ 😇